納得!の豆知識
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納得!の豆知識
実際に栽培している者でしか分らない、とっておきの豆知識を御紹介します。
メールなどで疑問を送っていただくと、ここに回答します。
徐々に増やしていきますが、いずれ分類分けしたいです。
コ コ5年の作柄
平成27年産…多雨ですがマアマアの仕上がり
平成26年産…多雨により過去35年間で最悪の低糖
平成25年産…秋の乾燥により上場の味
平成24年産…豊作で味もよい
平成23年産…まあまあの仕上がり
徐々に増えてい く豆知識
疑問
回答
1
うまい温州ミカンの見分け方
皮は薄く,扁平でキメが細かく、ヘタの小さいものが狙い目。
寒暖の差で色が着くので、色はあまり当てにならないかも…。
同じ畑で採れたものならば、色は濃いほうがよい。
2
品種名とブランド名
消費者にとって分かりにくいのが、ミカンの名前。
”デコポン”や”紅まどんな”は「有名過ぎる」ブランド名(商標)です。
”デコポン”は「不知火(しらぬひ)」、紅ま…は「愛果28号」・
”○○ゴールド”などは”河内晩柑”が品種名。
商標は一つの品種で、農協・各販売会社などが多数の商標を
付けている場合も多く消費者には迷う元となっています。
消費者の為にはなりません。
3
同じミカンでも感じ方が違う?
酸の嫌いな方は糖が高くなくても酸抜けの良いミカンを好み、
糖も酸も高い濃い味を好む方もおられます。結果として、同じ
みかんでも好き・嫌いが分かれる事があります。
4
大きいミカンと小さいミカンの特徴
一般的に言って、大きいミカンはジューシーで酸が低く、
小さいものは糖も酸も高く、味が濃い傾向です。
小さいものは子供さん、大きめは年配の方に好かれるようです。
5
ミカンの種類について
大きく言って、手で皮がむける温州ミカンとそれ以外に分かれます。
温州は9月からの極早生からはじまり、それ以外の中晩柑類は
新しく、人気のある多くの品種があります。
6
温州ミカンの特徴
9月から食べられる極早生温州、爽やかな酸味と香りが特徴。
10月頃よりの早生温州は、皮が薄くしなやかな香り、
着色が進むに連れて本格的な味になります
11月中頃よりの南柑20号は濃い本格的な味。
7
中晩柑類の特徴
昔は夏みかん・伊予かん・ポンカン・八朔くらいが代表格でしたが、
今では多くの種類があります。
”紅まどんな(ブランド名)”の”愛果28号”はゼリーの様で大人気、
シャキ感で人気の゛甘平(かんぺい)”
ヘソで知られる”不知火(しらぬひ、ブランド名デコポンが有名)”、
和製グレープフルーツで知られる”河内晩柑”・食べやすさと
爽やかさで人気の”土佐文旦”など、他多数。
8
レモンの特性
新芽が紫色のレモンは他の品種同様に5月に開花し、
10月頃よりグリーンで、12月頃より徐々に黄色になる。
5月頃から落果するのでそれまでに採収する。
9
便秘とミカン
あくまでも私見ですが、どの品種でも便秘には
よく効くと思います。味の乗りを確認するために一日何個も
食べるとスッキリ出るようです。
10
β-クリプトキサンチンの効能
温州ミカンには特筆的にふくまれている成分だそう。
若さを保ったり、発がん抑制効果が期待できるそうです。
11
ミカンの樹齢と味の関係
苗木は5年位から実がよく成るようになりますが、
味が乗るには10年位かかります。
樹齢が進むに連れ味は乗りますが、枯枝等で病気は増え
樹勢は衰えます。40〜50年位が限界でしょうか…。
12
気象とミカン(特に雨量)
ミカンの味は雨量で大半が決まります。
干ばつの年は味がよく、雨の多い年は味が落ちます。
ただし、降る時期や降り方にもよるので、微妙です。
近年、気象には苦労させられます。
13
ミカンの食べ方
温州ミカンについては手でむけますが、
私は殆ど、3つに割ってヘタ方向から剥がして食べます。
筋がよくとれます。
14
愛媛だけで栽培できる品種がある!
愛果28号(”紅まどんな”で有名)・甘平(かんぺい)等は
愛媛県内でしか栽培・出荷できません。
愛媛でつくった品種だからです。
愛果とは愛(媛県)果(樹試験場)の意。